社長挨拶
ニューベイシブジャパン株式会社
代表取締役 田中孝明
米国グローバスメディカル社とNuVasive Inc.は、2023年9月1日に合併いたしました。米国グローバスメディカル社は本社がペンシルバニア州オーデュボンにあり、ナスダック上場の医療機器会社です。
米国グローバスメディカル社の企業理念は、優れた対応力、イノベーションを届ける、患者さまの治療の促進という3つの基本原則から成っています。筋骨格系疾患患者の治療を促進する製品、スパイン、トラウマ、関節インプラント、ロボットナビゲーションシステム、CT機器等の開発・製造・販売を行っています。二社が合併する事により、患者さまの治療を促進するという当社の使命を加速するため統一戦線として働きます。現在満たされていない臨床ニーズを解決し、革新を進め、二社のシステムを調和させ優れた運用を実現していきます。NuVasive Inc.は1999年に米国にて設立され、カリフォルニア州サンディエゴ市に本社を置き、脊髄神経モニタリングシステム、脊椎固定インプラントを中心に開発・製造・販売を行っていましたが、米国グローバスメディカル社と合併いたしました。
ニューベイシブジャパン株式会社は2009年5月にNuVasive Inc.の100%子会社として設立され、以後、脊椎固定インプラント、神経モニタリングシステムなどを日本全国の医療機関にご提供させていただいております。2013年2月より、最小侵襲手技を用いた側方アプローチ (XLIF)による脊椎固定が可能となるインプラントを上市致しました。これは2005年にNuVasive Inc.が開発し、米国では既に、30万症例以上、日本においても25,000症例の実績があり、早期の社会復帰が期待される手術として多くの脊椎外科医の先生方よりご支持をいただいております。より安全に脊椎手術を行うために使用される神経モニタリングシステムのNV M5 神経モニターシステムは、日本でも既に多くの手術室で稼働しております。このシステムは、術者が必要としている指標を、提示することが出来ます。ニューベイシブジャパン株式会社は、より高い品質と、手術の安全性を担保する為、QMS省令に従い、品質マネジメントシステムを確立し、安心してお使いいただける製品とサービスの提供に努めております。当社はこれらの製品と、手技を中心として国内での活動を推し進めています。米国本社合併後は日本では、グローバスメディカル株式会社と二社協力して活動してまいります。
現代社会においては多くの筋骨格系疾患をお持ちの患者さまが、その健康を取り戻し、早期に社会復帰できることが重要とされています。脊椎分野の専門家として、高い倫理性を持ち、公正に、企業としての責任を果たしてまいります。今後共、日本において、脊椎疾患をお持ちの患者さまに安全でより良い製品を、いち早くご提供させていただけるよう社員一同、日々邁進しております。
ニューベイシブジャパン株式会社は、最先端の技術を持って医療に携わり、医療従事者の皆さま、患者さまにとって信頼できるパートナーであり続け、社会に貢献していきたいと考えております。